才能は偏り、幸せはバランス

先日、東京から来た友人と雪の中、座禅を組んできました。しんしんと雪が降り積もるなら、座禅を組むと、心が鎮まり、マインドがクリアになりますね。

座禅を終えて、朝ごはんを頂いたのですが、その時、和尚がこんな話をしてくれました。

「仏教の原理原則は因果の法則です」

「結果には原因がある」

「だから原因を変えれば結果も変わる」

「しかし仏教には因果一如という考えもあります」

「私達は、こういう結果が手に入るから、これをしようとしがちですが、結果に関係なく、今に充足を感じる生き方」

「大切なのは、今を生きることなのですよ」 

才能開発コンサルティングをしていると、すでにある一定以上の成功を収めている方もいます。彼らが訴えるのは、

「こうすれば、うまくいくというのは経験上わかるのですが、面白くないのです」

という悩み。

「こういう結果が手に入るから、これをしよう」という原因と結果の法則は、言い方を変えれば「できるのがわかっている」つまり予測可能な生き方。しかし、人は予測できないもの、サプライズに感動するもの。

予測可能なものと、予測不可能なもの。

和尚の話を聞きながら、人生を充実させるにはこの2つのバランスが大切なのだと感じました。

才能は偏りですが、幸せはバランス。

あなたは「安定」に幸せや豊かさを感じるタイプでしょうか? それとも「変化」に幸せや豊かさを感じるタイプでしょうか?

そして、今のあなたに必要なのは「原因と結果の法則」を身につけ、安定を確保することなのか? それとも、因果一如で「今を生きる」充足感を増やすことなのか?

どちらを選ぶにしても自分を知ることが重要です。 多くの人が努力しても充実感や幸せを感じられないのは、自分が心から望んでいることになかなか気づけないからです。 その最大の理由は自分の感情を置き去りにしているから。

才能を見つけるにも、やりたい仕事を見つけるにも、パートナーと出会うにも、自分を知ることが大切です。 あなたの心を最も動かすもの「才能の源泉」を知ることが大切な理由もそこにあります。

この2月、どちらがあなたを充足させるのか考えてみてください。

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