才能プロファイラーが行う11の診断について説明します。才能プロファイリングを活用すれば、次の11のことがわかります。
- 才能
- モチベーションの源泉
- コア・コンセプト(あなたがもっとも大切にしたい価値観)
- 成功パターン
- 失敗パターン
- ビジョン
- ミッション
- 才能開花のための課題
- ノイズ感情とその対処法
- 才能を活かせるビジネス・業界・職業・職種・働き方
- 理想の顧客・チームメンバー
これがわかれば、
- 自分の才能・強みは何か?
- それを活かして誰にどのような貢献をするのか?
- どのような業界・業種がもっとも自分を活かせる場所か?
- そのために必要なスキルは何か?
- 成功パターンに入るための条件を揃えるには何をすべきか?
- 自分にない才能を補うためにどんなメンバーが必要なのか?
が明確になり、才能開花のスピードを加速できるようになります。
目次
才能
才能プロファイラーは、3つの質問や才能マトリクスなど才能診断ツールを活用しクライアントの才能を見つけていきます。早ければ10分足らずでクライアントの才能を見つけるのが才能プロファイラーの特徴です。
下記動画は実際に3つの質問で才能プロファイリングを行っている動画です。
これらの才能診断ツールで才能を見つけることができるのは、才能開花メカニズムを体系化した才能開花理論「才能心理学」に沿って才能プロファイリングを行うからです。
モチベーションの源泉
見つけた才能を開花させるには才能を磨き続けるモチベーションが不可欠です。
能力は高くてもモチベーションが低いAさんと、今能力は低いけれどモチベーションが高いBさん。どちらの方が伸び代があるでしょうか。
才能プロファイラーは、今ある才能だけではなく、これから伸びる、開花するポテンシャルも含めて才能診断を行います。
そのためには才能開花の原動力となるモチベーションの源泉を見つけることが不可欠ですが、才能プロファイラーはそのためのスキルを持っています。
すでにクライアントが持っている才能と、もっともクライアントの心を突き動かすモチベーションを見つけることで、クライアントが誰にも止められない行動力を手に入れるサポートをします。
コア・コンセプト
コア・コンセプトとはあなたが最も大切にしている人生の価値観のことです。最近の言葉でいえば「自分軸」になります。
才能開花した人やビジネスで成功した人は全員コア・コンセプトをもっていて、ビジネスに活用しています。
特にクライアントがビジネスや仕事で才能を活かし成果を出そうといしているならコア・コンセプトの診断は不可欠です。
Apple、スターバックス、パタゴニア、イケア、ソフトバンクグープ、ライザップなどブランド企業を創業した起業家たちは彼ら自身のコア・コンセプトを会社のブランド価値に変えることで他者には真似できないサービスを生み出しているからです。
たとえば、イケア(IKEA:家具製造販売企業)。安くてデザイン性の高い家具雑貨で有名な会社です。
創業者イングヴァル・カンプラード氏は「美しい製品はなぜごく一部の顧客向けにつくられているのだろう?」「優れたデザインと機能を兼ね備えた製品を低価格で提供することはできるはずだ」と考えイケアを世界的な企業に育てました。
そう考えた理由は彼の生い立ちにあります。
生まれ育ったスウェーデン南部スモーランドスは、石だらけの荒々しい風景が広がり、当時、住民の多くは、ほとんど何もないような状態でできるだけ多くのものをつくりながら、わずかな収入で何とか暮らしていました。
IKEAは「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンに掲げていますが、これはカンプラード氏が生まれ育った地域を見ながら育てた大切な想い・価値観です。
コア・コンセプトという観点からいえば、才能とはコア・コンセプト(人生で最も大切にしている価値観)を商品・サービスとして提供する能力のことです。
ビジネスや仕事で成果を出すには、「才能=モチベーション=価値観=ビジネス・仕事」を一本の線でつなぐことが大切です。
才能プロファイラーはクライアントがビジネス・仕事で成果につながる才能を見つけるためにコア・コンセプト作りを行います。※コア・コンセプトの詳しい解説はこちらをご覧ください。
成功パターン
才能プロファイラーはクライアントが100%才能を発揮できるよう成功パターンを見極めます。
どんなに優秀な人でもいつでも最高のパフォーマンスを発揮できるわけではありません。世界ランキングに入るトップアスリートでも試合で本領を発揮できずに終わることもあります。
それは成功パターンに入れる時と、入れない時があるからです。
成果を出すためには成功パターンに入る条件を特定し、日頃からその条件を揃えるための行動をすることが大切です。
才能プロファイラーは評価マトリクスというツールを活用し、クライアントの成功パターンを特定。才能を100%発揮できる条件を日常的に揃えられるよう行動習慣作りをサポートします。
失敗パターン
クライアントのレベルが上がれば上がるほど、大切になるのがミスをしないこと。失敗パターンを特定し、あらかじめ避けるための行動習慣を作っておけばミスを防ぐことができます。
先ほど紹介した評価マトリクスは成功パターンだけではなく、失敗パターンも特定できるツールです。
才能プロファイラーは評価マトリクスを活用し、
- 失敗パターン
- 失敗パターンが発動するきっかけとなる原因
を特定。クライアントがミスを避け、失敗パターンに入るのを防ぐ行動習慣作りをサポートします。
クライアントが才能開花し、成果を出すために、あらかじめ問題や失敗の原因となる芽をつみ、原因不明のスランプに陥らないようにサポートすることも才能プロファイラーの仕事です。
ビジョン
才能プロファイラーはクライアントとともに彼らのビジョンも見つけます。
ビジョンとは直訳すれば理想の状態のこと。つまり目標とする理想の状態や理想の社会・世界のことです。
たとえば「年収1000万円稼げる自分」「ダイエットに成功して理想のパートナーからプロポーズされる私」は個人的なビジョン。
「時価総額世界一の企業になる」「人口減社会でも高齢者も大人も子どもも安心して暮らせる町」は社会的なビジョンです。
クライアントはビジョンを実現するために自分の才能を知りたい、開花させたいと思っています。つまり才能は手段で、ビジョンは目的です。
クライアントのゴールは才能を見つけることではなく、その才能を活かしてビジョン(目標)を実現することです。
ビジョンのない才能は、使い道のない道具のようなもの。それが才能プロファイラーがビジョンを見つけるサポートをする理由です。
日本には自分のビジョンや夢、目標ややりたいことがわからない人がたくさんいます。これは優秀な人たちの共通点です。
優秀という言葉は他者から評価されることによって与えられる評価です。つまり、優秀な人とは他人の期待に応える能力が高い人のことです。
一方で、ビジョンはあなたが実現したいこと。今あなたの周りにいる人たちに、あなたのビジョンが評価されるとは限りません。
他人の期待に応える生き方に最適化してきた優秀な人たちは、まさにその成功パターンが足かせとなり、自分のビジョンや夢、目標・やりたいことがわからなくなっています。
しかし、才能開花メカニズムに沿って才能プロファイリングを活用し、才能やモチベーションの源泉、コア・コンセプトを特定すれば、ビジョンを見つけることは難しくありません。
才能プロファイラーは「ビジョンを見つける5つの質問」と「ビジョン4タイプマトリクス」を活用することで、クライアントがビジョンを見つけるサポートをします。
ミッション
才能プロファイラーはクライアントとともに彼らのミッションも見つけます。
ミッションとは直訳すれば使命のこと。平たくいえば役割のことです。
では何のための使命・役割なのかといえば、もちろんビジョンを実現するための使命・役割です。
「甲子園に出場する!」というビジョンがあるからこそ、チームメンバーはそれぞれピッチャー、キャッチャー、バッター、代打、マネージャー、応援団・・・。自分が貢献できる場所を探し、できることを見つけ、ビジョンを実現するために自分の使命や役割を全うしようとします。
つまりビジョンが明確になれば、ミッションはおのずと決まります。
才能プロファイラーは才能プロファイリングを活用し、クライアントの才能やモチベーションの源泉だけではなく、ビジョンとミッションも見つけるサポートをすることで、クライアントのQOL(人生の質)を最大化する才能開発を行います。
才能開花のための課題
クライアントの才能がわかり、これから目指すべきビジョンが見つかれば、次はビジョン(理想)と現状のギャップを埋めるステージに入ります。
目標達成や願望実現と理想と現状のギャップを埋めていくプロセスです。
そこで才能プロファイラーはクライアントが才能開花するための課題を彼らとともに設定。クライアントが課題を超え、ビジョンを実現できるように定期的にコーチング、フィードバックを行います。
ここからはクライアントに伴奏するステージです。
ノイズ感情とその対処法
才能開花するには継続的に集中したトレーニングが不可欠ですが、それを妨げる最大の要因がノイズ感情です。これは失敗パターンに入る原因の1つにもなっています。
人によってノイズ感情は違いますが、たとえば失敗する不安、バカにされる苛立ち・不安、一人だけ注目される後ろめたさ、お金を失う恐怖、拒絶される恐怖などがあります。
私たちはこうした感情を味わうのが嫌で、行動することをやめてしまいがちです。ほとんどの人が才能開花できないのはノイズ感情にとらわれ、振り回されてしまい、自己実現の道を諦めてしまうからだと私たちは考えています。
やっかいなのは感情は目に見えないため、囚われている・振り回されていると自覚しにくいこと。
そこで才能プロファイラーはクライアントが自らノイズ感情に気づき、行動習慣を変えられるようトレーニングをします。
ノイズ感情に対処できるようになれば才能開花に集中できるだけではなく、頭もクリア、心も穏やかになります。他者とのコミュニケーションもスムーズになるので対人関係の改善という副次的効果もあります。
才能を活かせるビジネス・業界・職業・職種・働き方
才能プロファイラーは上記9つを把握することで、クライアントに最適なビジネス、業界、職業、職種、働き方を提案できるようになります。会社経営、起業、転職、キャリアアップなどビジネス経験とスキルを持っている才能プロファイラーは、
- ビジネスコンサルティング
- 起業コンサルティング
- 副業コンサルティング
- キャリアアップ支援
- 転職支援
- 就職支援
を行い、クライアントが仕事・ビジネスを通じて自己実現するサポートをします。
理想の顧客・チームメンバー
才能とコア・コンセプトがわかり、ビジョンとミッションが明確になれば、クライアントが最も貢献したい人もはっきりします。これはビジネスでいえば、理想の顧客に当たります。
チームメンバーも同様です。ビジョン・ミッションに共感し、かつクライアントに足りない能力を持っている人が必要なチームメンバーです。
クライアントのビジョンを実現するために誰が、何が(リソース)が必要なのか。ビジネス経験を持っている才能プロファイラーは、仕事やビジネスを通してクライアントが自己実現するサポートをします。
才能プロファイラー養成スクールでは上記11の診断スキルが身につくようトレーニングを行います。